12月23日、中国科学院の薛其坤院士に収蔵証書を授与する中国国家博物館の王春法館長(左)
同日、清華大学物理学部の量子異常ホール効果研究に関する科学器具実物の入館式が北京の中国国家博物館で行われ、中国科学院の薛其坤院士が清華大学の量子異常ホール効果研究チームを率いて自主開発したコア性の科学器具実物8点を国家博物館に寄贈した。
ホール効果はよくある電磁現象で、磁気センサーと半導体産業に広く応用されている。1988年に米国人物理学者が外部磁界を必要としない量子ホール効果が存在する可能性を提起して以来、物理学者は様々なプランを発表してきたが、実験で実質的な進展はなかった。2008年、薛其坤氏率いるチームはこの分野に着手し、4年間の研究を経て、世界初の量子異常ホール効果を観測した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月24日