浙派古琴は南宋に誕生し、清代に衰退したが、近代になって徐元白氏ら職人によって復興し、長い1000年を歩んできた。浙派徐門は、徐元白氏、徐匡華氏、徐君勝氏と徐君躍氏兄弟の3世代に100年にわたり受け継がれた。古希を迎えた徐君勝氏は1970年代から琴を製作し、現在は浙江省徳清県に琴工房を設立し、古い琴の修理と新しい琴の製作を行う。弟の徐君躍氏は浙派古琴の代表的伝承人で、杭州市に「西湖琴社」を設立し、楽譜作成、創作、演奏、授業、著作など、浙派古琴の発展に取り組んでいる。
浙派古琴芸術は中国古琴芸術の重要な流派の1つで、2008年に国務院から第1陣国家級無形文化遺産リスト拡張プロジェクトに選ばれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月24日