沈没船修復室で30日、清朝沈没船「小白礁1号」の船体の部材が保存されていた。
国家水中文化遺産保護浙江寧波基地には、中国で名を馳せる水中文化遺産保護チームがある。中国歴史博物館が1998年に寧波市で中国初の水中考古活動ステーションを設立すると、同チームは前後して浙江省沿岸部の水中文化財調査、清朝沈没船「小白礁1号」の発掘、漁山列島海域の水中文化遺産の調査、「小白礁1号」の船体保護など、多くの中国重点水中考古及び引き揚げ文化財保護プロジェクトを展開した。
「小白礁1号」遺跡は2008年に浙江省沿岸部の水中文化財調査で見つかった。2012年に船内の文化財の整理・発掘がほぼ完了した。解体し引き揚げられた「小白礁1号」の船体の部材は2014年より、国家水中文化財保護寧波基地の沈没船修復・展示室内で保管・展示されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月31日