12月10日、第9回廈門(同安)蘇頌国際文化祭が開幕した。写真は開幕式の会場の様子。
第9回廈門(同安)蘇頌国際文化祭が10日に開幕し、国内外の専門家・学者、有識者、来賓が参加し、蘇頌生誕1000周年を祝った。
開幕式では、共和国勲章受章者で中国工程院院士の鐘南山氏がお祝いのメッセージを寄せ、中国工程院の倪光南院士がビデオ演説を行い、中国科技館元館長で博士生指導員の王渝生氏が主旨演説を行った。また、主催側は『蘇頌全集』と『北宋科学巨匠蘇頌』科学教育宣伝フィルムを世界初公開し、世界初かつ唯一の実物大「仮天儀」の除幕、蘇頌書院オンライン着工式を行なった。
同安出身の蘇頌は北宋時期の聡明な宰相で、政府を清廉・公正しただけでなく、天文、物理、数学、機械、工芸など20以上の分野に貢献し、同安と現在の廈門の文化の名刺にもなっている。
廈門市社会科学界連合会党組書記・常務副主席の潘少鑾氏は、「今年は蘇頌生誕1000周年にあたり、社会各界に蘇頌文化を知り、学び、伝えてもらい、文化の自信を持って中国を語り、その精神を中華民族の偉大なる復興と中国の夢の偉大な力にしてもらいたい」と述べた。
廈門市同安区委員会常務委員・宣伝部長の林国財氏は以下のように述べた。続いて、同安は世界で初めて実質的に運営する蘇頌書院の建設を加速し、「蘇頌文化研究センター」の設立に着手し、「未来の科学技術城中心エリア」の形成に力を入れ、「蘇頌研究学習の道」を切り開き、蘇頌の貴重な資源と文化要素を発掘し、蘇頌の革新理念と職人魂を広め、蘇頌と同安の物語を生き生きと語り、同安の全面的な高質発展を推し進めて行く。同時に、蘇頌文化ブランドのアウトプットを推し進め、対外交流の影響力を高め、中華の優れた伝統文化を世界各地に伝える。
今回の蘇頌国際文化祭は福建省社会科学界連合会、廈門市委員会宣伝部、廈門市政協文史・学習委員会の指導、廈門市社会科学界連合会の主催、同安区社会科学界連合会の運営、中国蘇頌研究会、同安区教育局、同安区文化観光局、同安区科学技術協会、同安区閩南文化研究会、廈門市同安蘆山堂蘇頌研究会の協力で開かれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月12日