「中国天文年歴」によると、北京時間3月20日午後5時37分、二十四節気の四番目「春分」を迎える。この時期になると、気温が上がり、春雨がしとしとと降り、中国全土の農家にとっては、畑や田んぼを耕し、種を植え、越冬作物の管理を強化する繁忙期となる。
歴史学者である天津社会科学院の羅■偉研究員(■はさんずいに樹のつくり)によると、春分の日には、太陽が赤道の真上を通過し、南半球と北半球の昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなる。この日を過ぎると、太陽の直射位置は少しずつ北へと移動し、北半球の昼が夜より長くなる。
「春分」の時期の風物詩というとツバメが飛ぶ姿だ。羅研究員によると、「季節の変化を察知し、南で越冬したたくさんのツバメが、北方エリアへと移動する」。
また、中国では「春分」の日に、「卵を立てる」風習がある。これは春分の日には特殊な安定した重力場が発生するため、卵が立つからとされている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月20日