国家航天局(CNSA)は11日、探査車「祝融号」が撮影した火星表面の画像を公開しました。
中国初の火星探査機「天問1号」は周回機、着陸機、探査車で構成されており、5月15日に探査車を載せた着陸機が火星の北半球の中緯度地域にあるユートピア平原に着陸しました。
写真1:着陸地点の全景図。探査車が着陸機を離れる前に、マスト頂部に設置されたナビゲーション・地形カメラが360度パノラマ画像を撮影
写真2:火星の地形全貌図。探査車が着陸機を離れて火星表面に到達後、搭載されたナビゲーション・地形カメラが撮影した1枚目の画像
写真3:探査車が着陸機から約6メートル離れたところで後方を撮影
写真4:探査車は、着陸機から約10メートル離れたところで底部に搭載されたカメラを火星表面に置き、再び着陸機に向けて後退。火星表面に置かれたカメラは探査車が後退する様子を撮影し、着陸機との1枚の画像に収めた
探査車「祝融号」は高さ185センチ、重さ約240キロで、設計上の運用寿命は約92日間です。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月12日