写真はCFPより
14日、重慶市の「仏国聖殿・シルクロードと長江--敦煌壁画芸術精品公益巡回展示」の現場。
重慶市で15日、「仏国聖殿・シルクロードと長江--敦煌壁画芸術精品公益巡回展示」が正式に開幕した。来場者は無料で見学できる。展示の企画者である曾学軍氏によると、敦煌研究院と中国敦煌石窟保護研究基金会は現代デジタル技術を利用し、魏・晋・南北朝以降の敦煌莫高窟及び瓜州榆林窟の非常に代表的な壁画作品を選び、「敦煌壁画芸術精品公益巡回展示」を企画した。
仏教経典の物語、仏像、飛天、藻井などのテーマがすべて揃っており、2カ所の石窟の大作も含まれる。
これらの壁画のすべてが現代デジタル技術により、本物のように複製された。「展示されるすべての壁画が原作と寸分違わないと言える。壁画の抜け落ちた部分、欠けた部分についても原作の本来の姿を尊重した」
また今回の展示では、本物の洞窟内では空間と光の制限により壁画がはっきり見えないという問題が解消された。来場者は近距離で展示品の前に立ち、筆致、色彩、全体の姿など、壁画の美を細かく味わうことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月16日