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japanese.china.org.cn |31. 07. 2021

火星ローバー「祝融号」が複雑な地形上の横断を開始

タグ: 火星ローバー

2021年7月30日の時点で、火星ローバーが火星の表面で活動した期間は75火星日に及び、火星周回機は軌道上を372日周回、2機ともコンディションは良好、各システムも正常に稼働している。(画像提供・中国探月工程の微信公式アカウント)

中国の火星ローバー「祝融号」は、2ヶ所目の砂丘地形に対する科学的測量を終えた後、引き続き南へ移動し、今週に入り石の塊やクレーター、砂丘が集中して分布している複雑な地形エリアに到達した。

地球上の飛行管理スタッフは、毎日送られてくるナビゲーションカメラが撮影した地形の画像に基づき、火星ローバーの視覚定位と移動ルートの計画を定め、火星ローバーがこの複雑な地形を安全に移動できるようコントロールを行う。途中で科学的に興味深い探査目標を見つけた場合、火星ローバーは、表面成分探測器やマルチスペクトルカメラなどの科学搭載機器を利用して細かい測定作業を行う。横断しながら、表面磁場探測器や火星気象測量器、次表層測定レーダーを稼働させて科学データを取得していく。(編集KM)

「人民網日本語版」2021年7月31日