「長征5号B遥3」ロケットが24日午後、中国宇宙ステーション建設段階の初の実験モジュールで、中国が現在まで打ち上げているうち最も重い宇宙船である、約23トンの「問天」実験モジュールを打ち上げた。
エアロックモジュール 宇宙飛行士の専用の船外移動エリア
問天の打ち上げ後、宇宙飛行士は今後の船外活動において、専用の船外移動エリアであるエアロックモジュールを手にする。
航天科技集団第五研究院宇宙ステーションシステム総体チーフデザイナーの張昊氏によると、エアロックモジュールは内側が丸く外側が角張ったモジュールで、容量がより大きく、ハッチがより広く、内部がより清潔といった特徴がある。エアロックモジュールは将来的に、宇宙ステーションシステム全体のメインの船外移動ルートになる。
張氏は、「宇宙飛行士はより楽に、余裕を持ってここを出入りできる。さらに大型の設備を持ち船外活動ができ、船外に出る能力が大幅に上がる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月25日