柔軟性ソーラーパネル 国内最長で最大
問天のソーラーパネルは現在、国内で最長かつ最大の柔軟性ソーラーパネルで、中国の宇宙船の軌道上でのソーラーパネル使用の記録を塗り替えた。
張氏によると、問天のソーラーパネルの展開面には取付構造があり、長さは28メートル弱にのぼる。2枚をすべて展開すると56メートル弱になり、宇宙ステーションの3つのモジュールを組み合わせた船体よりもさらに大きい。しかも1枚のソーラーパネルの面積は100平方メートル超で、より多くの太陽エネルギーを集め、宇宙ステーションの運行に十分なエネルギーを提供する。
張氏は、「これほど大きなソーラーパネル1枚の発電出力は9kWで、2枚で18kWだ。1日平均の発電量は430kWhを超える。コアモジュールとのランデブー・ドッキングの完了後、宇宙ステーション全体の電力の需要を満たせる」と述べた。
問天のソーラーパネルは面積が広く、柔軟性も高い。航天科技集団第五研究院問天実験モジュールGNCサブシステム副チーフデザイナーの宋暁光氏は、「このソーラーパネルは服より少し硬いだけで、しかも2軸制御を採用している。船体の姿勢を調整しなくても、いつでも方向を調整できる」と述べた。
宇宙ステーションの軌道上の建設完了後、天和の1枚のソーラーパネルが問天の資源モジュールの後部に移動する。問天は名実相伴う「メイン発電所」になり、コンビネーションに持続的に電力・エネルギーを提供する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月25日