月の科学者は、月の最も暑い場所と、常にサンフランシスコの平均気温に近い約200カ所のハビタブルゾーンを発見したとしている。米サイト「Live Science」が29日に伝えた。
月面は気温の変化が激しい。あるエリアでは日中の気温が127度になるが、夜間はマイナス173度に下がる。しかし科学者が新たに分析した、影に覆われる200カ所のクレーターの気温は常に17度だ。これは人類が過酷な気温を回避するのに非常に適しているということだ。さらに宇宙飛行士は太陽風、微小隕石、宇宙放射線から身を隠すことができる。うち一部のクレーターは同じく暖かな洞窟につながっている可能性がある。
科学者は、これらの一部の影に覆われたクレーターと暗い洞窟は、月面基地を建設する理想的な場としている。
この発見からすでに十数年になる。日本宇宙航空研究開発機構の月周回衛星「かぐや」が2009年に、月面のこのようなクレーターを初めて発見した。ところが現在の新たな活動は、アメリカ航空宇宙局の「ルナー・リコネサンス・オービター」のサーマルイメージャーによって行われている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月2日