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japanese.china.org.cn |19. 10. 2024

烏鎮演劇祭が華々しく開幕!国内外の演劇界の巨匠が集結

タグ: 演劇
中国国際放送局  |  2024-10-19

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 第11回烏鎮演劇祭開幕式の様子 新華社記者許舜達撮影

 第11回烏鎮演劇祭が、浙江省烏鎮で17日に華々しく開幕しました。この演劇祭では19日から29日までの期間にわたって、11の国と地域から集まった24作品の、計86回の公演が行われます。作品のラインナップは日本、ポーランド、ベルギーなど多国籍にわたり、国内外のトップクラスの作品が披露されることで、世界中の演劇愛好者から大きな注目を集めています。

 開幕式では、烏鎮演劇祭の発起人である陳向宏氏、黄磊氏、頼声川氏、孟京輝氏、日本を代表する演劇界の巨匠・鈴木忠志氏、そしてポーランドの演出家クリストフ・ワリコフスキ氏が登壇して大きな開幕のドラを打ち鳴らすと、会場は歓声と拍手に包まれ、第11回烏鎮演劇祭の幕が正式に開かれました。

 開幕式で鈴木氏は、烏鎮演劇祭の芸術レベルの高さを称賛し、烏鎮の観光開発に尽力した陳向宏氏への賛辞を述べました。また、鈴木氏が率いる劇団SCOTは、今回の演劇祭でギリシャ悲劇を基にした『ディオニュソス』を上演予定です。この作品は鈴木氏の独自の解釈に基づいて、中国、日本、インドネシアの役者たちが3カ国語で演じるという国際色豊かな作品となっており、国内外から大きな期待が寄せられています。

 今回の烏鎮演劇祭には、さまざまな作品に期待して多くの観客が訪れています。5作品のチケットを購入したある来場者に話を聞くと、「芝居が大好きで、今回は3日間滞在して5作品を鑑賞します。一番期待しているのは鈴木忠志氏の『ディオニュソス』です。元々、鈴木氏が考案した俳優訓練法『スズキ・トレーニング・メソッド』に興味があり、烏鎮演劇祭で日本の演劇を身近に鑑賞できることをとてもうれしく思います。烏鎮はどこも芸術に溢れていて、少し歩くだけで、随所で即興劇や人形劇などが行われており、期待を超える毎日です」と、興奮した様子で語りました。

 また、600キロも離れた江西省からから訪れた来場者は、「国内の演劇が一堂に会して観られるのは、他の都市ではなかなかないことです。街中で国内外の有名な俳優やアーティストに会うこともでき、予想外のサプライズに興奮しました。本当に来て良かったです」と、述べていました。

 烏鎮演劇祭では、巨匠たちの作品だけにとどまらず、若手俳優の演劇コンテストやワークショップ、対談など、豊富なプログラムも魅力です。さらに、屋外ではカーニバルが開催され、無形文化遺産の伝統劇が披露されるほか、30カ所以上の会場で即興劇、人形劇、デジタルパフォーマンス、インスタレーションを鑑賞することができます。

 今回のカーニバルには、特別にユニバーサル・スタジオ・北京が参加しており、ミニオンのボブとケビン、キング・ジュリアン、長靴をはいた猫といった人気キャラクターたちが登場し、パフォーマンスだけでなく、キャラクターグリーティングも実施され、子どもから大人まで幅広い層が楽しめる内容となっています。(取材:趙雲莎)

 「中国国際放送局日本語版」2024年10月19日