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japanese.china.org.cn |30. 12. 2024 |
中国の有人深海潜水、新たな座標に到達
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中国網日本語版 | 2024-12-30
中国が独自に設計・建造した初の深海・遠洋「科学観測+考古学」船「探索3号」が今月29日、海南省三亜市で就航した。中国有人深海潜水能力が全水深から全海域に広がる。深海は人類の到達が困難な場所だ。世界的に見ると、超深海有人潜水は超え難き壁だ。
最新の有人深海潜水「成績表」によると、中国の有人潜水艇による潜水回数は現在1433回にのぼっている。国家深海基地管理センターと中国科学院深海科学・工学研究所が発表した情報によると、「深海勇士」号だけでもこの1年で132回潜水した。
2024年3月22日、インドネシアのジャカルタ・タンジュンプリオク港に停泊した科学観測船「探索1号」で撮影された、全水深有人潜水艇「奮闘者」号。新華社記者・徐欽撮影
過去3年で世界で実施された有人深海潜水のうち、過半数が中国によって行われた。100弱の科学研究機関、大学、企業と、1000人弱の科学研究者が難関攻略に取り組み建造した「奮闘者」号が2020年、地球の「第四極」と呼ばれるマリアナ海溝で1万909メートルの海底に到達した。
「蛟竜」号が2024年8月18日、西太平洋の海域で潜水作業を終えた。新華社記者・王聿昊撮影
中国は今年、初のジャワ海溝有人深海潜水科学観測、初の大西洋有人深海潜水科学観測、初の西太平洋国際航行段階科学観測を終えた。今や世界の8カ所の主要深淵・海溝に、中国有人深海潜水作業の足跡が残っている。中国の有人深海潜水の突破は、世界の深海事業の進歩を促す快挙だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月30 日