第11期中国人民政治協商会議常務委員会の委員でもある、2010年上海万博局の周漢民副局長は10日、チャイナネットの単独取材に応じ、英語で上海万博についての質問に答えた。
周漢民氏は2001年に上海万博招致の準備活動に参加。これまでに技術面や金融面で直面する問題、国際金融危機が上海万博にもたらしたマイナスの影響などの難問解決に力を尽くしている。
・影響
「より良い都市、より良い生活」をテーマにした上海万博は、大陸部の最も裕福な都市で開催される。国際金融危機の中で、上海万博は他の地域や重要なプロジェクトから、注目や資金を奪うのではないかと考えている人もいるが。
周漢民氏:上海万博は中国主催のイベントで、上海は主催地に過ぎず、全国の支持を得ている。資金は全て上海市政府の財政やグローバルなパートナーのスポンサーからの支援だ。インフラ整備のために債券も発行しているが、これはほかの地域や分野を金融的な危険にさらすことにならず、かえって上海万博は全国にメリットをもたらすと考えている。
・外国メディアの取材
北京オリンピックが開幕する前、中国はIOCや世界のメディアとの間で一致に達し、外国メディアは北京オリンピック中に自由に中国で取材することが認められた。しかし実際、その自由さは十分ではなかったとの意見もあるが・・・。
周漢民氏:メディアの自由な取材は、世界のどこでも100パーセントというわけではない。中国は北京オリンピックで、世界のメディアに技術面で便利なように全力を尽くした。例えば3000社のメディアを収容するメディアセンターの建築もその一つだ。上海万博はさらに世界各地のメディアを歓迎する。私たちは上海万博を報道するメディアの注目点を重視し、主催者や組織側もメディアに便宜を図るために力を入れている。
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