第1条中華人民共和国漢語レベル試験(han yu shui ping kao shi、HSKと略記)を実施するためにこの方法を制定した。
第2条 HSKは漢語が母語ではない者の漢語の水準をテストするために開設した標準化した試験である。
第3条 HSKは統一された標準化した試験であり、統一的に出題し、試験を行い、試験答案を評点し、点数をつけるなどを行うとともに、統一的に証明書を発給する。
第4条 HSKは初級、中級の漢語レベル試験〔HSK(初級、中級)と略〕と高級漢語レベル試験〔HSK(高級)と略〕に分けられている。およそ試験の成績が規定されている基準に達した者は、相応の等級の『漢語レベル証明書』を取得することができる。
第5条『漢語レベル証明書』は初級レベル証明書(A、B、Cの3級に分かれ、A級は最高――以下同じ)、中級レベル証明書(A、B、Cの3級)、高級レベル証明書(A、B、Cの3級)に分かれている。
第6条『漢語レベル証明書』の効力
(1)中国の大学・学院に入って専門学科で勉強するかまたは大学院生募集の受験申し込みの際に要求される漢語レベル証明書とするものである。
(2)漢語レベルがある種の等級に達するかまたは相応の等級の漢語課目研修免除の証明書とするものである。
(3)招請機構の要員採用時の漢語レベルをテストするよりどころとするものである。
第7条 HSKは毎年定期的に国内と海外でそれぞれ行われる。国内での試験は指定された大学・学院にテスト地点を設置し、毎年の6月と10月にそれぞれ1回行われる。国外での試験は地元の大学・学院または学術団体に委託して行ってもらい、毎年の6月または10月に1回行われる。
第8条一定の漢語の基礎があり、漢語が母語ではない者はすべて試験主催部門に漢語レベル試験への参加を申し込むことができる。試験申請者は試験主催部門に受験料を納めなければならない。受験生は試験主催部門が発行した「受験許可書」を持参して受験場に入って試験を受けなければならない。受験生は試験規則を順守すべきで、それに違反した者は試験主催部門の処罰を受け、ひいては受験の資格を取り消される。
第9条国家教育委員会は漢語レベル試験委員会を設け、国家漢語レベル試験委員会と称し、国家漢語レベル試験委員会は全権をもって漢語レベル試験を指導するとともに、『漢語レベル証明書』を発給する。国家対外漢語教学指導グループ事務室と北京言語学院がHSK事務に責任を負う。
第10条国家漢語レベル試験委員会は若干の専門家、教授を招請して漢語レベル試験顧問委員会を結成し、HSKの諮問の仕事に責任を負う。
第11条この方法は公布の日(1992年9月2日)から施行する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日