吉祥如意
 

 

平安如意

 

如意は誰もが知る吉祥物である。仏教の八宝の一つで、僧侶が経文を記録するための仏具であり、縁起のよい名を持つため、中国では昔から吉祥物とされてきた。ハート形や霊芝の形、瑞雲の形の如意の文様が創られ、日常生活において、建造物や家具、衣服、装飾品などによく使われている。

吉祥の図案も如意を題材にしたものが多い。瓶に如意が刺してある図や瓶の取っ手として如意が描かれている図は、「瓶」と「平」が同音であるため「平安如意」と呼ばれる。2つの柿あるいは2匹の獅子と如意が描かれている図は、「柿」と「獅」が「事」と同音であることから「事事如意」を意味する。蝙蝠と「寿」の字と如意の組み合わせは「福寿如意」、如意が2つの喜の字を貫いている図は「双喜如意」、男の子あるいは宮女が如意を持って象に跨っている図は「吉祥如意」を意味する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日 

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