祈福擇吉
 

「擇吉」(吉日を選ぶ)は俗に「看日子」(日を見る)あるいは「揀日子」(日を選ぶ)と言われ、民間で広く行われている習わしである。神や祖先の祭祀、婚礼・葬儀、種まき・収穫、建築物の建造、遠出などといった重大な事柄、あるいは服の仕立て、散髪、入浴、訪問などといった日常の事柄を行うときには、物事が順調に進むことを願って「黄道吉日」を選ぶ。

「擇吉」の対象は時間(年、月、日、時)と空間(方向あるいは方位)。中国人はこの世にはたくさんの神煞(吉神と凶神)がいて、自分たちのなすべきことに干与していると信じている。神煞には善もいれば悪もいて、毎日異なる神煞が番に当たっている。そのため、正しい時間と空間を選べば、吉神に出会い凶神を避けることができ、物事は順調に進む。凶を吉に変えることもできる。この「擇吉」の慣わしは中国では古くから行われている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日

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