昔から、子を生み育てることは人生の重要な事柄である。中原では子が生まれることを俗に「添喜」と称し、人生の最も大きな喜び事とされた。
子が生まれると、門に赤い布や赤いナツメなどぶら下げ、「添喜」を示す。ぶら下げるものやぶら下げる位置は生まれた子の性別によって異なる。赤いものをぶら下げる習わしは、「添喜」を示すだけでなく、邪魔や恐怖を避け、邪気を払うという意味もある。「添喜」の後、父親は何か物を持って妻の両親のもとへ吉報を告げに行く。この習わしは俗に「報喜」と言われる。持って行く物は子の性別によって異なり、各地の風習によっても違う。「報喜」や出産祝いでよく見かけるのは赤い卵。喜び、熱烈、多子を意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日 |