「四喜娃娃」は民間美術の造形であり、分かち合う・重なり合うといった手法を用いて組み合わされた面白い図案である。4つの人形が、合わせて2つの頭、4本の手、4本の足を持ち、歩いたり寝そべったりしている。手には吉祥物を持ち、生き生きとしていて可愛らしく、喜びに溢れている。
「四喜娃娃」の起こりについてはまだ定説がない。民間で広く知られている伝承によると、明代初めの江西省の才子・解縉が県学教諭(県の教育を取り仕切る官位)の無理難題に応じるために創ったと言われている。解縉は古人の「四喜詩」(日照りの後の慈雨・異郷での旧知との出会い・新婚初夜・殿試合格)を元に「四喜娃娃」を創作したという。この後、「四喜娃娃」は喜びを表す図案となり、民間に広く伝わった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日
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