「長寿麺」を食べる習わしは北方地域で広く行われている。誕生祝いの席では「長寿麺」は欠かせないものであるが、それは次のように言われているからである。麺類は細長い形をしている上、「麺」と「綿」(長く続くという意)は同音であることから、誕生日に麺類を食べると健康で長生きできる。『清稗類鈔』にも、「米と小麦粉および熱く炒めた麺を贈る。麺類は細長い形をしているため、長くいつまでも続くという長寿の意味がある」と記載されている。
地域によっては「長寿麺」の作り方に決まりがある。例えば、麺の長さは三尺、一束は100本以上、塔の形に並べて寿の図案の上に置き、赤と緑の飾り紙をかぶせて「寿星」に捧げるなど。「長寿麺」を食べるときは、できるだけ切ってはならず、箸でつかんだ麺が長ければ長いほど、長生きできると言われている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日
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