寿山福海
 

 

「寿山福海」は非常によく使われる吉祥の言葉の一つであり、寿が山のように高く、福が海のように深いという意味である。民間に広く普及している「寿山福海」の図は、蝙蝠が海に囲まれた山の崖の上を飛んでいる様子を描いたものである。蝙蝠は「蝠」と「福」が同音であることから福を象徴し、海面に突き出た山の崖は「寿石」であり、その上には霊芝が生えていて、長寿如意を意味している。これと同じような吉祥図に、「海屋添籌」「福如東海」「寿比南山」といった図がある。明代には、役人の服飾や磁器にも「寿山福梅」の図が多く描かれた。吉祥の言葉から吉祥図まで、人々の長寿に対する渇望と祈りが十分に表されている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日

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