新年のあいさつ回り
 

  新年の一日目、人々は皆早起きして、晴れ着をまとい、親戚や友人を訪ねる。新しい年がよい年になるよう、お互いに新年のあいさつをする。あいさつ回りの方法は多種多様だ。一族の長が数人を引き連れ、一軒一軒あいさつすることもある。職場の同僚数人とともに、新年を祝うこともある。大勢が一団となって新年を祝い合うことを「団拝」と呼ぶ。各戸を訪ねて新年のあいさつをするのは労力と時間を要するため、一部の地位の高い人や官僚が互いにカードを送り合った。これがその後の「年賀状」に発展した。

  春節の新年のあいさつでは、目下の人が先に年長者にあいさつをし、年長者の長寿と健康を祈る。年長者はお年玉を用意しておいて、目下の人に渡す。お年玉は中国語で「圧歳銭」という。「歳」の発音は「祟(たたり)」に通じるので、祟りを抑える縁起かつぎの意味もある。目下の人は、お年玉を貰えると、平安に1年を過ごせるという。 

  
 
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日
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