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中日韓における武士道の研究
発信時間: 2009-02-16 | チャイナネット

コメンテーターを担当する南開大学日本研究所の李卓教授

基調講演では、国際日本文化研究センター研究部の笠谷和比古教授が、歴史的視点から武士道の概念の成立と展開を論じ、韓国嶺南大学哲学系のチェジェモク(崔在穆)教授は、韓国の「花郞徒(ファランド)」と武士道との結び付けて歴史的な意味をさぐり、中国社会科学院哲学研究所の卞崇道教授は、明治時代の井上哲次郎を重点に明治思想における武士道を考察した。

中国で「武士道」は、日本の民族精神のなぞを解く重要なキーワードの一つだ。新渡戸稲造の『武士道』は多くの中国語訳が出版されており、その他にもルース・ベネディクトの『菊と刀』、戴季陶の『日本論』、蒋百里の『日本人』は、日本を知る上での「日本四書」である。

シンポジウムに参加した学生たち

主催側の北京日本学研究センターの郭連友教授は、「武士道の研究は、中日両国の学者が避けていたテーマでしたが、中日韓の研究家たちが集まり、客観的に議論することは重要な意義があります。こうした論議を行うことで、中日両国はさらに深いレベルで相互に理解することができるでしょう」と話す。

「チャイナネット」2009年2月16日

 

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