米サイト「SPACE DAILY」は22日、「中国による宇宙ステーションの建設は『神舟7号』から始まる」との一部報道を否定し、実際の建設は「神舟8号」以降になるとの見解を示した。「環球時報」が伝えた。
同サイトは「宇宙ステーション建設の第一歩は小型の『スペースラボ』の打ち上げであり、『神舟8号』がこれにあたる。『神舟8号』の外形はこれまでの神舟宇宙船とやや異なる」報道。
このスペースラボは2本の円柱形を連結したもので、1本はやや小さく、2つのドッキング口と一対のソーラーパネルを備える。「神舟8号」に続き、無人宇宙船の「神舟9号」が打ち上げられ、スペースラボとドッキング。次に「神舟10号」が乗組員3人を乗せて「神舟8号」・「神舟9号」とドッキングし、この3つの宇宙船により小型の宇宙ステーションが形作られる。
同サイトは、宇宙ステーション全体の建設は2010年に始まると予測した上で、2009年に始まるとの一部報道にも言及している。
「人民網日本語版」 2008年09月25日