13億の中国人の期待を乗せ、世界の注目を浴びながら有人宇宙船「神舟7号」は、25日の21時10分に打ち上げられた。これは中国がいつもの年とは違う2008年に、世界に送ったもう一つの驚きであり、自ら努力し、たゆまず向上する中華民族の精神が再び放った光だ。
2008年になってからすぐ中国の南方では、百年に一度の豪雪による凍結被害に見舞われた。中国政府の指導と力強い指揮の下、中国人はたゆまず努力し向上する精神を奮い起こして、困難を乗り越えた。
それに続いて発生したのが四川大震災だ。この地震により国全体と民族は、今までにない挑戦に遭遇した。住んでいた家屋は一瞬のうちに倒壊し、数万人の命が奪われ、様々な困難がのしかかってきた。中国人は再び絶えず努力し、たゆまず向上する精神で、震災救助や復興を行なった。
人々が今でも忘れられないのが、北京国家体育場「鳥の巣」に灯った、オリンピックとパラリンピックの聖火だろう。五千年にわたる中華文明の灯台を灯し、200を超える国や地域の選手が、「一つの世界、一つの夢」のために集まってきた。「より速く、より高く、より強く」というオリンピック精神は、北京で新たな記録を生み、中華民族のたゆまず向上する精神とあいまって、世界のオリンピックスポーツと中華民族のために、貴重な精神的財産を残した。
今、有人宇宙船の「神舟7号」は宇宙を航行中で、間もなく船外活動も行なわれる。宇宙飛行士の一つ一つの動きに中国の人々は注目し、中国の宇宙探査の歩みは、世界中の注目を浴びている。中国の宇宙事業が収めた成果は、幾世代もの人々が50年にわたって奮闘努力した結果であり、これもたゆまず向上する民族精神と科学精神が結合した成果である。
四川大震災から北京オリンピック、そして有人宇宙船の打ち上げ。世界は、自然災害の厳しい試練や、人類社会の発展がもたらした新しい課題や挑戦に直面した中国人の中に、同じ答えを見出すだろう。それは、絶えず向上する民族精神であり、民族精神の基礎のもとに築かれた、絶えず自我を超越して勝ち取った発展と革新だ。
「チャイナネット」2008/09/27