「神舟7号」は28日に帰還することになっている。主な見所は、帰還モジュールと軌道モジュールの分離、通信中断エリアの通過、帰還モジュールの捜索などだ。
帰還モジュールと軌道モジュールの分離
「神舟7号」は28日の午後、45周目に入った時に、帰還モジュールと軌道モジュールが分離する。27日に飛行士が着用した船外活動用の宇宙服は、体積や重量制限のため手袋だけが持ち帰られる。
通信中断エリアの通過
コントロール部門は、「神舟7号」が最後の1周に入った時に帰還指令を発し、エンジンの点火が行われる。この点火の時間に1秒でも誤差があれば、宇宙船の着陸地点は数キロずれる。
帰還モジュールが大気圏に入った後、空気と摩擦して通信が一時中断するが、この段階は宇宙船や乗組員の気持ちや身体にとって、最も厳しい試練の時である。地球まで40キロの距離になれば厳しい段階を脱する。
宇宙飛行士と帰還モジュールの捜索
帰還モジュールが着陸したあと、すぐに捜索作業が始まる。作業の指揮や人員輸送、宇宙飛行士の移動、健康状態のチェックなどは全てヘリコプターの中で行われ、こうした方法は効率もよく車両の使用を控えることができ、内蒙古草原帯の生態環境への影響を最小限に抑えることもできる。
「チャイナネット」2008年9月28日