中国有人宇宙飛行プロジェクトの王兆耀スポークスマンは、27日夜に行われた記者会見で、船外に出るためのハッチがなかなか開かなかったことや、軌道モジュールの火災警報が鳴ったことについて、次のように答えた。
「ハッチを開くには、確かに少し時間がかかった。この操作については、多くのテストや検証を行ってきた。しかし船外活動の全ての過程の演習を、宇宙空間と全く同じ条件ですることはできない。真空や無重力を同時に作り出す技術もない。テストの空間と実際の空間の差が、ハッチを開くことを難しくした。しかしこれは想定内のことで、今回の経験は宇宙環境への認識をさらに深め、私たちはより深く精密に分析しなければならない」
「帰還モジュールの乗組員から、火災警報が鳴ったという報告を受けたとき、本当のことを言って非常に緊張した。しかし後で軌道モジュールの警報ということを知り、みんなほっとした。ハッチはすでに開いており、軌道モジュール内は真空状態で、酸素がない真空で火事は起こらない。これはセンサーの誤報で、今後の飛行にはなんの影響もない」
「チャイナネット」2008年9月28日