「神舟7号」が放出した小型衛星は前期の宇宙観測ミッションを順調に完了し、様々な角度から撮影した宇宙船の画像1000枚余りを地上へ送信した。いずれもはっきりと写っている。小型衛星は現在も良好な状態で安定飛行を続けており、今後は科学実験も予定している。
小型衛星は船外活動終了後の9月27日午後7時24分頃に乗組員による手動の指示で放出された。「神舟7号」の放出システムにより予定された軌道に乗ると、第一段階の観測ミッションを開始。小型衛星は搭載する広視野カメラで宇宙船の静止画像を3秒ごとに撮影し、高効率で圧縮保存。宇宙船から次第に遠ざかるにつれて、計画された手順通り狭視野カメラに切り換え、軌道上の宇宙船を引き続き様々な角度から撮影した。ミッション完了後、小型衛星は宇宙船から地球へ向きを変え、保存した画像を地上へ送信した。今回公表された画像の中には、小型衛星が始動後初めて広視野カメラで撮影した画像も含まれる。乗組員が放出スイッチを押してから6秒後に撮影されたもので、小型衛星はこの時宇宙船の前方数メートルの位置にあった。軌道上の宇宙船を撮影した中国初の写真だ。
「人民網日本語版」 2008年10月06日