福建省水産研究所の専門家は7日、「『神舟7号』に搭載された厦門(アモイ)産のメダカの卵は、宇宙環境で9匹の稚魚に孵化した。これは、中国初の宇宙における観賞用魚類の育種テストが成功したことを物語っている」と語った。
魚類専門家によると、今回「神舟7号」に搭載された30粒のアモイ産メダカの卵は、小さな孵化瓶に入れられていた。この孵化瓶には、完備した生態システムや、水質維持システム、酸素供給システムがそろっており、「宇宙魚」が孵化する理想的な揺りかごである。
福建省水産研究所の専門家たちは2日午前に、孵化瓶を開けて9匹の稚魚を発見した。ルーペで観察すると、すべての稚魚の長さは約1、2ミリであることが分かった。
ある専門家は、「『神舟7号』が地上に帰還してから、保存箱に置かれていた孵化瓶内はセ氏12度前後の温度が保っていた。この条件のもとで、メダカの卵が稚魚に孵化するはずはない。これによって、9匹の稚魚は宇宙で孵化されたものだと判断できる」と分析した。
そして、孵化瓶が2日に開けられてから、メダカの稚魚はついで15日間の隔離期に入った。
「チャイナネット」2008年10月8日