中国都市部の女性の間で、「萌え」文化がひそかに流行っている。「萌え」女性は毎日おしゃれに多くの時間をかけ、20代や10代の可愛い格好に着飾り、互いに競い合うのである。
起源:日本の漫画
漫画にある「萌え」キャラクター
「萌え」という言葉は日本語に由来し、本来の意味は読者が美少女のキャラクターを見ると、興奮する精神状態を指す。その後、一部の女の子は漫画にある美少女の様子をまねて、自らも10代の少女のように着飾るようになった。
日本で流行ると、この風潮はインターネットを通じて中国に伝わり、今、重慶などの都市の繁華街では、「萌え」女性の姿をしょっちゅう見かける。インターネット上には、「萌え」文化を討論する専門のウェブサイトも現れた。
47歳の「萌え」女性が20代の格好!
萌え文化の流行で、各地に驚くべき「萌え」女性も現れた。
「萌え」女性の王麗さん
彼女は実は47歳!
重慶出身の47歳の王麗(仮名)さんは二人の子供の母親だが、街を歩くと、25か26歳に見られる。日本や韓国のドラマが好きな彼女は、最初は「萌え」という言葉を知らなかったが、ネットでチャットをしていると、ほかのネット利用者に「萌え」女性になる潜在力があると言われ、「萌え」に注目し始め、「萌え」の格好をするようになったのだ。
「最もすごい『萌え』女性」と呼ばれる20代の女の子
ほかに、「最もすごい『萌え』女性」と呼ばれる20代の女の子がいる。彼女は髪が長く、目を大きく開き、丸顔で、口をとがらせ、その可愛い赤ちゃんのような写真はネットで話題になった。
化粧は1時間 パパラッチも
「萌え」女性になるには、少なくとも1時間の化粧が必要だ。最も大事なのは目の化粧で、目を丸く大きくしなければならないという。
サイトでは、有名な「萌えスター」も現れた。「萌え」が上手な女性には、多くのファンが存在し、ほかの人たちの模倣の対象となる。「萌えスター」の最新スタイルの写真を撮りネットに載せる専門のパパラッチまでいる。
「チャイナネット」 2009年6月11日