香港人気アニメ「麦兜響当当」が大陸部で初公開

発信時間: 2009-07-17 | チャイナネット

「麦兜」シリーズのアニメ映画の第4作「麦兜響当当」が7月24日から全国で公開される。「麦兜」シリーズが大陸部のスクリーンに登場するのは、これが初めてとなる。

麦兜とお母さん

カンフーパンダ?

武当山で武術を習う

水墨画の効果も

 「麦兜響当当」スチール写真一覧

「麦兜」シリーズの作者である香港の漫画家・麦家碧さんはあまり外出を好まないが、今回、大陸部の観客に「麦兜」を受け入れてもらうため、自ら北京に赴きこの作品をアピールした。

「麦兜響当当」は従来の3作品の暖かさとユーモラスな風格を受け継ぐと同時に、物語の舞台を香港から大陸の武当山に移した。「同級生たちは夏休みにみな海外旅行に行くが、お母さんが武漢で商売をするため、家が貧しい麦兜は武当山で太極拳を習うようになった」というストーリーである。

「麦兜」シリーズの作者である香港の漫画家・麦家碧さん

麦家碧さんは、「香港の一般人の生活を描きたかった。香港と大陸部との関係はますます緊密になっている。『麦兜』が武術を習うのは、香港の子供たちの間で武術が流行っているから」と話す。

アニメの中で麦兜が武当山でカンフーを習い、ゆっくりした太極拳で「世界幼稚園武術コンテスト」に出るというストーリー設定は、中国で大ヒットした米国アニメ「カンフーパンダ」を思わせるという指摘もある。

また、予告編を見ると、武当山のほかに三峡ダムも登場する。三峡ダムの頂上で行われる武術コンテストは、映画の重要なシーンとなっている。

「チャイナネット」  2009年7月17日