『英雄児女』(1964年)
長春映画制作所によって制作・発行されたもの。監督:武兆堤
この映画は著名な作家巴金氏の小説『一家団らん』を脚色したものである。小説の基本的なストーリーは中国人民志願軍のある軍団の政治委員王文清さんが朝鮮戦争の前線で長年離れ離れになっていた娘の王芳さんと再会したことを描いたものであり、映画は王成さんとう人物の描写をふくらませ、その英雄的事績に対する描写をさらに強化した。映画の中で、王成さんが1人で敵を迎え撃ち、手榴弾を使い尽くして敵に包囲された時、トランシーバーで味方の砲兵陣地へ「勝利を勝ち取るために私に向って砲撃せよ」と大声で叫ぶと同時に、爆破筒の導火線をひきながら敵軍の群れに飛び込んでいった画面は幾千幾万の観客の心を深く揺り動かし、この英雄的行為を表現する典型的な映画のシーンとなり、永遠に観客の記憶の中に深く刻まれている!
主題歌『英雄の賛歌』は非常に激情に富むもので、長年経っても歌い続けられ、数多くの若者たちに喜ばれる歌となった。
「チャイナネット」 2009年7月24日