春節に米中西部で「東アジアの愛情」を伝える公演

発信時間: 2010-01-18 | チャイナネット

 

リハーサルの現場

 

米国の中西部では春節期間(春節は2月14日)に、中国の舞台芸術を海外へ伝える重要な活動であり、中国対外文化集団と北京舞踏学院の青年舞踏団が共同で進めている「中華のあでやかな姿(中華風韵)」の一環である、民族舞踏劇の『梁山伯と祝英台』が上演される。公演期間は2月12日から16日間で、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの都市を巡回する。

北京の中国人民大学では9日、『梁山伯と祝英台』や他の舞踏のリハーサルが公開され、北京市民や農村からの出稼ぎ労働者が鑑賞した。

この2年間に「中華のあでやかな姿」は、青島交響楽団やオリジナル武術劇『少林武魂』の米国公演、韓国での中国の新しい民間音楽の紹介、無形文化遺産の昆劇『浮生若夢』のフランスとドイツでの公演などを開催してきたが、『梁山伯と祝英台』はこうした多くの公演活動に引き続いて開催される重要な文化活動である。

今回の公演は、中国の古典的な舞踏をメインに中華民族の精神が強調されており、禅宗の意味を含んだ踊りの『無極』や、春秋戦国時代のスタイルで創作された『楚腰』なども披露されるなど、中国の優秀な舞踏団の実力と民間舞踏の精髄が表現されることになっている。また有名なバイオリン協奏曲を背景に上演される中国版『ロミオとジュリエット』の『梁山伯と祝英台』は、一番注目を集めている演目だ。

中国対外文化集団の責任者は「今回の米国公演はちょうどバレンタインデーと重なり、この作品も愛情という世界共通の言語を通して東アジアのロマンを伝え、愛情という永遠のテーマを表現する」と話す。

「チャイナネット」 2010年1月18日