パンダの歯

子パンダは生後7カ月頃になると、乳歯から永久歯へ生え替わる。パンダの臼歯の大きさは人間の約7倍で、表面が広い。力のある下顎骨と硬い歯は、竹を噛み砕くのに便利である。

パンダの鳴き声

パンダの鳴き声は、発情期や求婚の時期、交配期、哺乳期、他のパンダと衝突する時によって異なり、犬の鳴き声のようだったり、鳥の鳴き声や猿の叫び声に似た10種類以上の鳴き声がある。これを通じて、パンダは情報を伝えたり、感情を表したりすることができる。

パンダが体を洗わないわけ

雅安碧峰峡パンダ保護基地で飼育されているパンダの多くは、白い部分が黄色くうす汚れている。これについて飼育員の楊潔さんは次のように説明する。

｢雅安碧峰峡パンダ保護基地は、人工飼育しているパンダを最終的には自然に帰し、パンダが自然の中で繁殖することを目的としています。そのため私たちはできるだけ野生パンダの生活習慣に基づいて、このパンダたちを飼育しています。ですから私たちはパンダの体は洗いません。それはパンダの体の表面の油の層を保つためで、これは寄生虫を防ぐためなのです｣