臥竜の中国パンダ保護研究センターに全てのパンダが集まっていると、もし病気が流行した時にパンダの繁殖に大きな影響が出る。そのため中国パンダ保護研究センターは2003年、約400キロ離れた雅安市碧峰峡に保護基地を設け、パンダを分けて飼育してきた。

昨年5月12日に発生した四川大地震では、中国パンダ保護研究センターも深刻な被害を受け、インフラ施設やパンダの生息地が広い範囲にわたって破壊された。そこで、臥竜で暮らしていたパンダたちの唯一の移転先になったのが雅安碧峰峡パンダ保護基地だ。

｢チャイナネット｣　2009年5月