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中国北部の草原が退化しつつある
発信時間: 2008-07-07 | チャイナネット

20世紀初期から現在まで、中国北部の草原は退化しつつあり、北のほうに約200キロ、西のほうに約100キロ退化した。

これはこのほど開催された2008世界野原と草原大会で明らかにされたことである。数人の中国人学者が共同著作の『中国草原研究と発展』のレポートによると、地球温暖化や干ばつなどの自然要素の影響や、人的要素により、現在、中国の90%の天然草原が程度の差こそあれ退化しており、ここ数年、中国の草原面積は毎年約150万ヘクタール減少し、この趨勢がいまも続いていることが分かった。

中国は広大な草原面積をもつ国で、陸地面積の41.7%に当たる4億ヘクタールの天然の草原は、森林面積の2.5倍、耕地面積の3.2倍となっている。2000年いらい、中央政府は100億元を投下し、前後して「退牧返草(放牧地から草原に戻す)」など一連の草原生態保護プロジェクトを実施し、各地でも大草原の保護や建設に力を入れている。

「チャイナネット」2008年7月7日

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