天津市政府は9日、同市が9月末から来年にかけて、市内の外環路内にある汚染の深刻な河川10本の環境改善を行っていくことを明らかにした。この事業には2億8700万元が投資される予定だ。

環境改善が行われるのは、二級河川4本・農業用河川3本・汚染物排出用河川3本。天津市は15カ月をかけ、堆積物の除去や汚染源の遮断、水質の改善などを行う。具体的には、▽200万立方メートル分の堆積物の除去▽85カ所の汚染物質排出口の遮断▽計36キロにわたる配水管ネットワークの敷設▽ポンプ施設や地下水路の新設や改善――などが予定されている。

※河川等級：流域面積や影響範囲などに応じて、規模の大きいものから順に一級から五級に分かれる。

「人民網日本語版」2008年9月10日