湖北省政府はこのほど、2010年までに全省の水環境を大幅に改善し、「千湖の省」の美称に恥じぬようにするとの、全方位的な水環境整備プランを打ち出した。「環境は資源であり、生態は資本でもある」との考えで厳しい水環境情勢に臨む。
湖北省は昨年、「小製紙、小セメント、小火力発電、都市汚水処理」キャンペーンにより、製紙会社(生産ライン)171社(本)、小規模セメント会社(生産ライン)91社(本)、小型火力発電ユニット20基を法に依り閉鎖・停止した。
第11次5カ年計画(2006~10年)以降、湖北省は経済成長を上回る速度で環境保護への投入を強化している。「三峡ダム区および上流水質汚染対策計画」では23億2700万元を投じ、すでに「三峡ダム区水質汚染対策ネットワーク」を構築した。洪湖の水質は明らかに改善し、太馬湖など「四湖流域」の洪水防止、排水、水質汚染対策、住血吸虫病対策も一応の成果を上げている。昨年、化学的酸素要求量(COD)の排出量は3.98%減少し、全国でも上位の下げ幅を示した。現在、省内の主要河川は水質が良好で、Ⅰ~Ⅲ類基準を満たすモニタリング地点は昨年比10.7%増加している。
「人民網日本語版」 2008年10月03日 |