中国東部にある黒龍江省の関係部門によると、ここ数年、天然林保護プロジェクトの実施や自然保護区の拡大によって、大興安嶺地区の生態環境が明らかに改善されたということである。

大興安嶺地区は、中国内陸部で最大の面積を持つ国有林地である。天然林保護プロジェクトの実施によって、林木の伐採量が大幅に減少し、林地の管理も整備された。また、生態環境が明らかに改善されたと共に、林地で生息している野生動物の数もますます増えつつある。

統計によると、林地には320種以上の野生動物が生息しており、そのうち、50種が国家一級または二級の野生保護動物に指定されている。また、森林、湿地、野生動物などの自然保護区が９ヶ所設けられ、面積は112万ヘクタールに及んでいるということである。

「中国国際放送局　日本語部」より2008年10月28日