北京の各大学が参加する「第5回健康・環境保護ウィーク」がこのほど、北京師範大学で始まった。国家環境保護製品品質検査センターの特別顧問、董金獅氏は、包装に付着したわずかなメラミンが粉ミルクに添加した問題について、ほかの食品の包装材料でも発生する可能性があり、特に児童が好んで使用するメラミン製食器は品質が悪いと、メラミンが食べ物の中に混入するおそれがあると指摘した。「新京報」が伝えた。
メラミンは食品の包装材料や農薬、化学肥料に使われるため、食べ物の中にわずかにメラミンが混入することもあるが、通常は1キロ当たり15ミリグラムの制限量を大きく下回る量だという。しかし、悪品質のメラミンプラスチックだと、その混入量は見当がつかない。メラミンプラスチックは主にメラミンとフェノール樹脂を合成したもので、合格製品なら合成後の性質は安定しているが、品質の悪い製品だと特に高温の状況下でメラミン分子を発生する可能性があるという。こういったメラミン食器に食べ物を盛って電子レンジで加熱すると、その危険性はさらに高まる。また、ホルムアルデヒドを発生する可能性もあり、児童に対する危害はさらに大きくなる。
「人民網日本語版」2008年11月11日 |