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米国人を感心させた日本の小さな町、環境保護は次の世代のために
発信時間: 2008-12-22 | チャイナネット

山に囲まれた上勝町(資料写真)

44種類にゴミを分類 

米国「クリスチャン・サイエンス・モニター」の16日のウェブサイト記事は、「日本はゴミのない生活方式の起点」がテーマだった。

日本の徳島県上勝町は森林に囲まれた山の中にあり、徳島市内までは約1時間かかる。この場所は環境保護革命の始まる場所には似つかわしくないが、住民たちは環境との関係を徹底的に変えた。

上勝町の目標は、2020年前に初めての廃棄物ゼロの町にすることだ。この2000人しかいない街には公共のゴミ箱がない。あるのはゴミのリサイク場で、ゴミを44種類に分類している。電池、蛍光灯、プラスチック瓶のフタがすべて分類され、住民も自主的にゴミをきれいに洗ってから分類して捨てる。そして廃棄物の計画の実施や監督を行うNPOも作られた。

7万6000ドルを節約

米国のイェール環境法規政策研究センターの主任は、「日本は電子機器の廃棄物を少なくしたり、リサイクルや省エネなどの多くの面で米国より進んでいる」と話す。 

日本政府は1997年にゴミ分類法を発表し、新しい法律により上勝町の2つの焼却場が閉鎖された。住民は日本のほかの地域の農村やブラジル、ロシア、中国など急速に発展する経済体からヒントを得て、自分たちの村が進む方向を探し当てた。

またインターネットにより住民の意識が強まり、世界各地の環境保護者たちと交流するようになった。そして上勝町の廃棄物のリサイクル率は、10年前の55%から80%に上昇。温泉がある上勝町には多くの観光客が訪れるが、ホテルの暖房は生物燃料が使われている。そして毎年7万6000ドルが節約でき、二酸化炭素の排出も減った。

踏むことで発電

クリスマスを間近に控えた東京の街。美しいイルミネーションの電気は、踏むことで発電するという「発電床」が用いられ、発生した電力量は近くのスクリーに表示されている。

「チャイナネット」2008年12月22日

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