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干ばつは中国の食糧安全には影響しない
発信時間: 2009-02-10 | チャイナネット

干ばつ被害の現地調査を終えて北京に戻った国家食糧局科学研究院の丁声俊研究員は9日、「小麦粉の値段が500グラムにつき数分(1分は1元の100分の1)上がったのは市場の正常な反応であり、市民が受け入れられる範囲だ。そのほかにも食糧価格の小幅な値上がりは、農民の食糧販売と収入増加に役立ち、慌てることはない。市場で小麦粉の供給が不足した場合、国が備蓄している食糧を競売する形で供給を増やすこともできる。国の食糧備蓄は十分であり、在庫は帳簿上の数量と一致する」と述べた。

また「今回の干ばつによる被害面積は広く、持続時間が長いことは確かに珍しい。しかも災害の発生地は中国の夏に収穫する食糧の主な生産地だ。干ばつの被害面積はこうした栽培面積の6割を占めている」と説明する。

農業部の9日の最新調査によると、2月8日までに河南省、安徽省、山東省など8つの主要生産地域の小麦の被害面積は1億5800万ムー(約1053万ヘクタール)に達し、2月7日より470万ムー(約31万ヘクタール)減少した。8省の被害を受けた小麦畑の53.8%は灌漑されている。

今回の干ばつによる損失について丁声俊研究員は、「干ばつ対策に取り組んでいる最中であり、各地方の水利灌漑の条件も違うため、干ばつ被害が中国にどれほどの損失をもたらすのか、今の時点で見積もるのはまだ早い」と話す。

「チャイナネット」2009年2月10日

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