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国家林業局、干ばつで砂嵐対策に厳しい試練
発信時間: 2009-02-16 | チャイナネット

国家林業局によると、去年の冬から中国の華北地区、黄河と淮河流域、長江と淮河流域、長江と漢江流域などでは降雨が少なく、広い範囲で干ばつが発生しており、特に北の地域の状況は非常に厳しいという。現在の観測では、干ばつは依然として進んでおり、情勢はきわめて深刻だ。

内蒙古自治区高原東部の植生状況は今のところ比較的良好だが、干ばつの範囲が拡大し継続すれば、この後の芽吹きにも影響を及ぼす。またこの地域の植生が生態を保護する機能にも差し支え、春の砂嵐を抑える効果も少なくなって、今年の砂嵐対策に直接影響するだろう。

国家林業局計画院砂漠化観測所は、2009年の春の天候状況に合わせて下記の対策案を制定している。1、干ばつの状況に細心の注意を払い、砂嵐による災害発生への観測を強化する。2、職責制度を強化し、砂嵐災害観測当番表の順序を決める。そして専門の力を組織して砂嵐の発生や変化の状況を追跡観測し、災害発生状況を即時に把握して、毎回、災害状況の評価を行い応急対策を行う。3、砂嵐災害観測ステーションの管理を強化し、地上観測技術規定を制定して、全国24カ所の砂嵐災害観測ステーションの設備の取り付けや点検を行う。4、各地方の砂嵐の情報員の管理を強化し、砂塵情報の正確さとタイムリー性を確保する。

「チャイナネット」2009/02/16

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