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北京市の降雪による農産物への被害はない
発信時間: 2009-02-18 | チャイナネット

 

「人口降雪」の装置にはヨウ化銀が入れられる

大雪が降った石景山区の寺院

 

北京の全市では16日に今年初めての雪が降り、この冬最大の降雪量だった。海淀区、昌平区、密雲区、懐柔区など8つの区と県の28カ所では、16日の午前0時から「人工降雪」の作業が行われた。

16日の午後5時までに約500本のヨウ化銀を入れたロケットが打ち上げられた。北京市人工影響天気事務室の責任者は、「16日の夜と17日の昼に降雪の予報があったため、北京市は干ばつを改善するために『人口降雪』を行ったと」と紹介する。

北京市の農業技術普及所の関係責任者は、「16日の降雪で、北京市の農産物が広範囲にわたって凍ることはない。現在の北京の農産物は芽が出ている時期で、春の耕作も始まっておらず気温も南方より高いため、小麦が凍りつく可能性は少ない。もし16日も17日も雪が続けば、農産物が凍らないように、各区や各県の農業部門に農産物の保温を高めるよう求める」と述べた。

国家洪水・干ばつ対策総指揮部(国家防総)弁公室によると、最近の雨と各地の対応で、干ばつの被害面積は過去同期の平均レベルにまで下がったという。2月17日までに干ばつによる全国の農産物の被害面積は8393万ムー(1ムーは6.667アール)で、最も深刻だった2月7日より7717万ムー減少した。

「チャイナネット」2009年2月8日

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