北京で26日から2日間の日程で開かれている「2009年エネルギー効率メカニズム建設国際フォーラム」で、中国国家エネルギー局省エネと科学技術整備局の陳世海視察員は26日、中国の全体のエネルギー利用効率は約33%で、先進国より約10%低いと説明した。
このフォーラムは、国家エネルギー局、国家発展改革委員会育成訓練センター、米国の自然資源防衛委員会(NRDC)、中米エネルギー効率連盟が主催したもので、中米両国の中央や地方政府機関の代表、エネルギー分野の専門家、環境保護団体、約200人の企業人が参加している。
陳世海巡視員はフォーラムで、「現在、中国の省エネ活動は大きな重圧に直面し、絶えず人口が増え、工業化や都市化が進んでいる。また各世帯には数多くの自動車や家電が入り込み、エネルギーの需要は着実に上昇するだろう」と話し、次のように述べた。
「エネルギー効率をさらに高める時に、様々な厳しい情勢に直面していることが分かるが、中国の全体的な省エネや消費削減には、依然として大きな潜在力があると考えるべきだろう。現在、電力や鋼材、非鉄金属、建築材料、化学工業、軽工業、紡績の8つの業種のメイン生産品の単位エネルギー消費量は、先進国のレベルより40%高い。また自動車の燃費はヨーロッパより25%、日本より20%高く、単位建築面積の暖房消費は、気候が中国と同じ先進国の2倍から3倍に相当する」
「チャイナネット」2009年2月27日 |