ホーム>>生態環境>>自然環境
中国、人工造林の増加量が全世界の半数を超える
発信時間: 2009-03-16 | チャイナネット

中国全国緑化委員会の副主任を務める国家林業局の賈治邦局長

 

中国全国緑化委員会の副主任を務める国家林業局の賈治邦局長は記者の取材を受けた際、「世界の森林面積は毎年1億ムー(1ムーは6.67アール)減少しているが、中国では年平均6000万ムー増加している。中国の人工造林の増加量は全世界の年平均増加量の53.2%を占め、森林資源の増加が世界で最も速い国となっただけでなく、人工造林が吸収する二酸化炭素が最も多い国にもなった」と述べた。

国際連合食糧農業機関(FAO)の最新データによると、中国の人工造林の面積はすでに8億ムーに達しており、世界の人工造林総面積の約4割を占め、世界一となったことがわかった。

賈治邦局長は、「中国の森林被覆比率は18.21%で、20%まで上げる必要がある。つまり、2億5000万ムーの森林を増やさなければならない」と語った。2008年に発生した深刻な低温や雨、雪、凍結災害、汶川大地震により、中国の森林被覆比率は0.29%低下した。

中国の森林被覆比率を2010年までに20%まで高めるため、賈治邦局長は農民の造林、森林保護の意欲を引き出し、中央は林業に毎年600億元を投資し重要林業建設プロジェクトを実施し、計画任務を果たさなければならないと述べた。中国は今年8220万ムーの人工林を増やし、「義務植樹活動」を行い25億本の木を植える予定である。

「チャイナネット」2009年3月16日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 中国、人工造林の増加量が全世界の半数を超える

· 中国、水利施設建設を強化

· チベットの自然環境の保護

· 青海省、三江源の生態系保護の目標

· 環境保護部:環境汚染悪化を基本的に制御