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北京市で5つの大規模な生態ゴミ処理区を計画
発信時間: 2009-04-02 | チャイナネット

北京市政治協商常務委員会は3月31日午前、経済的にゴミを減らし、資源をリサイクルして利用する有料管理体系の建設を促進するという、『北京市の家庭ゴミの分別と処理に関する問題の建議案』を可決した。重さによって料金を取るなど方法を徐々に実施し、3年から5年以内に新しい家庭ゴミの分別や収集、処理のメカニズムの実現を望んでいる。

北京市の黄衛副市長は、政治協商常務委員会の委員たちに説明した際、北京市は5つの大規模なゴミ処理区を計画しており、区と県はより一層、自分たちの管轄地域のゴミ処理に責任を負うべきだと指摘し、以下のように述べた。

「北京市のゴミ処理問題では、能力を向上してメカニズムを調整し、減量を促進するという考えがはっきり決まっている。今後は毎日のゴミ処理能力を向上させて、燃えるゴミ、生物処理、埋め立てゴミの割合を調整する。そして家庭ゴミの分別と資源リサイクルを強化して、ゴミの増加率を年平均1%から2%まで下げ、ゴミの増加率を2015年までにゼロにする」

「ゴミ処理施設の選択や建設では、北京市は生態、循環、持続可能な発展を考慮した5カ所の大規模なゴミ処理区を計画しており、50年間の計画目標も提出した。現在のゴミ処理施設は、早急に改善して生物処理施設を設置することにしている」

北京市はゴミに関して以下のことを決定した。1.ゴミの減量化、資源化、無害化審査の基準を作る。2.区や県政府がゴミ減量面で資金を増やすよう促進する。3.ゴミを出す地域の料金徴収の料金を上げる。4.ゴミを処理する区への補償の増加する。5.機関や団体、企業から徴収する料金の基準をアップする。6.ゴミを減らすという意識を高める。

市政協委員で北京市実地調査設計研究院有限会社の設計図審査事務所の鐘和氏は、「捨てられたゴミの50%から60%までが、調査などで台所のゴミだということが分かった。紙くず、プラスチック、ガラスなど回収できるものを増やしてゴミを分別すれば、埋める量は約70%減らすことができる」と話す。

北京市のゴミ分別率は52%ととても高い。しかし分別できるゴミ箱はあまり役に立っておらず、多くのゴミは分けないで捨てられている。「ゴミの分別はゴミ箱を配置するだけで解決するのではない。政府はゴミ分別面で、政策指導や技術研究、輸送体系の整備に力を入れ、さらに経済面でも資金を投入しなければならない。そしてゴミを減らして補助を増やし、ゴミ分別会社やリサイクル会社を支持する必要がある」

「チャイナネット」2009年4月2日

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