中国商務部商業貿易サービス局の邸建凱局長は21日、中国はできるだけ2012年までに、国の基準による1万軒の環境にやさしいエコホテルの実現に努め、具体的には今年は1000軒、2010年は2000軒、2011年は3000軒、2012年は4000軒と、2012年までに合わせて1万軒なるよう取り組むと明らかにした。
中国ホテル協会の韓明会長は、現在、開催されている「エコホテル国家基準宣伝実行会」で、「中国商務部、発展改革委員会、環境保護部、国有資産監督管理委員会、国家標準委員会、中国ホテル協会は共同で全国エコホテル活動委員会を構成し、今後は『5つ葉レベル』(ホテルを5つのレベルに分け、レベルは1つから5つまでで最高は5つ。マークはイチョウの葉)のエコホテルを国家評定機構によって評定し、『4つ葉レベル』以下のホテルは、省レベルの評定機構が評定して登録制を実施する。目標は4年以内に20%の節水と節電、4万5000トンの二酸化炭素排出削減を実現することだ」と紹介した。
また邸建凱局長は、「エコホテルへの取り組みを促進する活動と、技術や設備、サービスなどの全方位的で総合的な省エネ管理の強化は、潜在力も大きく効果も顕著だ。中国ホテル協会は、前期に展開した標準実践で、ある企業は10%から30%の水や電気、ガスを節約することができ、中規模企業は年間に10万元から数十万元のコスト削減が実現したなど、全ホテルが削減できるコストは非常に大きい」と述べた。
深刻化する国際金融危機は、中国経済の発展にも影響をもたらしている。関連データによると2009年第1四半期、全国の宿泊業と飲食業の小売総額は5706億1000万元で、去年の同じ時期に比べて18.6%増加したが、増加幅は5.3%下がった。主要都市にあるホテルの稼動率も明らかに下がり、一部の直轄市の高級ホテルの稼働率はわずか30%ほどだった。
「チャイナネット」 2009年5月22日 |