ホーム>>生態環境>>自然環境
海洋酸化を持続させる気候変動
発信時間: 2009-06-04 | チャイナネット

ドイツのボンで開かれている気候変動枠組み条約の会議では、気候変動は海洋を酸化させ続け、海洋生物の生存を危うくすると、各国の科学研究機関が警告した。

70カ国の科学アカデミーを代表するインターアカデミーパネル(IAP)は1日に声明を発表し、次期枠組みの制定に参加する各国は、より一層、海洋が直面している脅威を考えなければならないと訴えた。気候変動は、海洋が吸収する二酸化炭素の量を上昇させ続けており、海洋酸化は海洋成分を変えただけではなく、海洋生物の生存環境も破壊し、生物の骨格や外殻を変形させてサンゴも死滅するなど、海洋酸化は数千年経ってもこのままの状態で、生物への影響は更に長く続くだろうと指摘する。

70カ国の科学アカデミーは、海洋生態システムの深刻な害を避けるために、2050年までに世界で排出される二酸化炭素の量を1990年の50%に減らし、その後も引き続き削減しなければならないと呼びかけている。

「チャイナネット」 2009年6月4日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 英国紙『デイリー・テレグラフ』:中国「緑の奇跡」実現に意欲

· 三峡ダムがある湖北省巴東県で地すべり発生

· 写真展「水と生命 映像世界の三江源」

· アースデーに周迅が人気漫画家と環境保護の漫画を制作

· 中国、青海チベット高原の氷河をリアルタイム観測