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世界環境デー 一人一人が始める地球環境保護
発信時間: 2009-06-05 | チャイナネット

6月5日は38回目の世界環境デー。国連環境計画(UNEP)は今年のテーマーを「地球はあなたを必要としている:気候変動と闘うために団結しよう」と決めた。

国連は1972年6月5日に、スウェーデンの首都ストックホルムで第1回の人間環境会議を開催、そして『人間環境宣言』と『環境国際行動計画』を採択した。同年10月に開かれた第27回国連総会でが、ストックホルム会議の開催を記念して、毎年6月5日を「世界環境デー」に決め、国連環境計画(UNEP)の成立を決定した。国連環境計画は1974年から毎年、世界環境デーのテーマを決めている。

工業化が急速に進むにつれ、人類は石炭や石油などの化石燃料を大量に使用し、巨大な物質財産を作り出すと同時に、大量の汚染物と温室効果ガスを生み出した。国連の報告によると、1975年から地球の大気中の温室効果ガス濃度は顕著に上昇しており、二酸化炭素濃度は65万年以来の最高になったという。地球温暖化につれて氷河なども広い面積で破壊され、洪水や干ばつなどの自然災害も頻繁に発生している。

気候変動に対応するために国連環境計画は、今年の世界環境デーにはみんなが行動しようと呼びかける。それは、気候変動への対応は政府や企業、関連部門の努力だけではなく、まず一人一人から始め、環境保護の意識や習慣を養うことが極めて重要だと考えているからだ。

国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏は、「現在の金融危機は、私たちに古い成長モデルを変え、クリーン政策を実施する必要があると警告している。政府のクリーン指導力は基本要義で、グリーン経済は基本目標、グリーン投資は基本方法、クリーン政策改革は基本保障だ」と話す。

また潘基文氏は、再生エネルギーの投資や生態友好型インフラの建設はエネルギー効率を高め、就職の機会を作り、経済回復を刺激するだけではなく、地球温暖化の問題を解決する助けになると述べ、今年末にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動会議では、各国政府が新しい協議を達成できることを願っている。

「チャイナネット」 2009年6月5日

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